千葉県館山市・西岬・坂田(ばんだ)の未来を考える 〜残土埋め立ては必要か〜



 千葉県館山市西岬地区の坂田(ばんだ)の周辺は、三方を海に囲まれた房総半島の南端にあり、東京湾の入り口に位置し黒潮の影響を受ける、温暖な環境です。海岸エリアのほとんどが南房総国定公園に指定されています。

 現在東京湾アクアラインや館山自動車道の開通により、東京からでも2時間程度で来ることが出来ます。

 坂田周辺の海域は、北限域のサンゴに代表される豊かな生態系をもち、多くの魚や生き物が育まれ、自然豊かな海があります。

 NHKによる一年にわたる記録ドキュメンタリー「アマモの草原、東京湾の魚のゆりかご」として放送され、大きな反響を呼びました。

 そこは、豊かな漁場であることはもとり、南房総でも屈指の透明度を誇る海域で、多くのダイバーも訪れ、世界的に有名なフリーダイバーで映画「グラン・ブルー」で知られるジャック・マイヨール氏も愛した海なのです。

 海岸線は変化に富み、岩場と砂地が交互に続きます。夏は、海水浴場として、近年はビーチコーミングを通じた海岸散策楽しむ方も増えています。



 千葉県館山市坂田には、標高193.6mの館山の西岬で一番高い大山(房の大山)があります。

 大山は、一等三角点を有する房州の低名山のひとつです。

 山頂からは、東京湾から、神奈川県、相模湾、丹沢方面、富士山、伊豆半島、太平洋、大島、伊豆諸島、房総の山並みと続き、ここだけの絶景を見ることが出来ます。

 山裾から、山頂までほぼ自然林で覆われ、スダジイ・ヤブニッケイ・タブノキ・シロダモと、房州に多いマテバシイの林からなる豊かな照葉樹林が広がります。
 
 谷あいの沢は、その海へと注ぎ、「森は海の恋人」で有名な畠山重篤氏の仰る通り、海と山とが一体となった生態系を育んでいるといえます。

 近年は、ガイドブックなどにも掲載され、大山を訪れるハイカーも多くなっています。

戦争遺構

 大山の山裾から山頂に掛けては、太平洋戦争時代の遺構も数多くあり、昭和初期の洲崎第二砲台跡、洲崎弾薬支庫跡、山頂には観測所跡など、数々の遺構があり、当時の様子を垣間見ることも出来ます。


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坂田の海と山

館山市坂田の海と山の様子

北限域のサンゴ

カゴカキダイの群れ

打ちあがるたくさんの貝殻

一等三角点房の大山

山頂からの眺め

照葉樹林

弾薬庫へ繋がるトンネル

山頂からの富士山

埋められてしまう川の上流


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